ジャスミンの花開くに関する情報の提供
30年代から80年代の上海を舞台に、三世代の女の生きる様を、ツィイーが三役を演じて描く。日本語では分からないが、ジャスミンとは、漢字表記で茉莉花。三人の名前、茉(モー)莉(リー)花(ホア)は、あわせてジャスミンになっている。中でもツィイーが最も魅力的なのは、衣装や小物が最も華やかな30年代、女優を夢見る茉(モー)だ。写真館を女手一人で切り盛りする母を尻目に、映画館に通うモーは、映画会社の社長に見出されたことで、女優への道が開けるが。そのモーの娘、リーは50年代の文革時代、労働者階級の青年と恋に落ちて、母モーの反対を押し切って結婚する。しかし彼の実家での生活は、リーが想像したものと違っていた。その娘ホアは、真面目なメガネっ子だ。母から子へ受け継がれるのは、性格のみならず、運命もまたそうなのか。モーもリーもホアも全て男に逃げられ、しまいに女一人で強く生きていく羽目になる。激動の時代をくぐりぬけ、「それでも強く生きていく」という生命力の強さを監督は描きたかったのだろうが、3人とも、あまりにも性格が極端すぎて、感情移入しにくい。そのため、「バカだなぁ」「これじゃ男が逃げて当然」「普通は気づくだろ」と、正直、冷めて眺めてしまうのは事実だ。
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1930年代 - 茉 母(ジョアン・チェン)と二人暮らしの茉は、女優を夢みる18歳。ある日、彼女は映画会社社長の孟に気に入られ、一夜にして女優になるチャンスを掴む。しかし、スターへの道を歩み始めた矢先、茉は孟の子どもを身篭ってしまう。孟は彼女に堕胎手術を勧めるが、茉は頑なにそれを拒否する。 1950年代 - 莉 美しい女性に成長した茉の娘、莉。彼女は労働階級の青年・偉と駆け落ちをするが、姑との関係に絶えられずに実家へ戻ってしまう。莉を追って彼女の実家までやってきた偉は、そこで彼女と彼女の母・茉とともに暮らすことに。そんなある日、莉は医者から不妊症だと告げられる。失意の底に沈んだ彼女を心配した偉は、養女・花を受け入れるのだが。 1980年代 - 花
莉の養女・花は、地方の大学に進学が決まった恋人の杜を祖母の茉に紹介するが、交際を猛反対される。それに反発して勝手に婚姻届を出した彼女だったが、杜について行くことが出来ず、結局遠距離夫婦に。花は上海で内職をしながら、杜に会うのを楽しみに待つ日々を過ごしていた。しかし、長期休暇になっても彼は帰ってこない。そのころ彼は、別の女性と関係を持っていた。
我ながら下衆な勘繰りなのですが、例えば『監督がチャン・ツィイーに惚れ込み、とにかく彼女をいっぱい出したいがためだけに作った映画なんじゃないの?』というのが私の印象でした。根拠はない、単なる印象ですよ。監督が男性かどうかも知らないし。でも、そう思いたくなるくらい「チャン・ツィイーが出てるだけ」な映画。っていうかこれが脚本先にありきな作品だとは思えない…思いたくない。三代に渡る女性それぞれの生き様を追いかけた物語で、三代の母娘をチャン・ツィイーが演じているというレイフ・ファインズ主演の「太陽の雫」みたいな構成の物語なんですが、基本的にどの女も悲運すぎ。悲運だけなら信憑性もあるんですが、悲運でありながら可愛げがないので、感情移入できない。最後の一人、「花」はまぁマシなんですが、残り二人のイヤな女っぷりには呆れた。
特に一人目の「茉」は全てのお話に関わってくるのですが(最初は主人公、残り二話では母・祖母として)、こいつがもうとにかく徹底的にアホ過ぎて観ててイラつく。主人公としてもイヤな女だし、脇に回る残り二話でも、自分だって同じ道を通ってるくせに娘・孫娘に理解がなさすぎ…。
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